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令和7年度 公害防止管理者 ばいじん・一般粉じん特論 問1を解説|ダスト粒子の特性

令和7年度 ばいじん・一般粉じん特論 問1は、ダスト粒子の特性に関する正誤問題です。粒子径分布の呼び方、分布式、かさ密度、付着力、見掛け電気抵抗率といった基本性質のうち、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

ダストを扱うときは「大きさの分布」「密度」「くっつきやすさ(付着)」「電気の逃げにくさ(抵抗率)」といった物理的な性質で語ります。分布の呼び方には、累積で真ん中にあたるメディアン径(中央径)と、分布のピーク(山の頂上)にあたる最頻径があり、この二つは意味が違います。引っかけの核心は頻度分布のピークをどう呼ぶかで、ピークにあたるのはメディアン径ではないという点を取り違えないことが分かれ目です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)頻度分布のピークに対応する粒子径は最頻径です。メディアン径は累積で50%にあたる粒子径なので、呼び名を取り違えた誤りです。
(2)○(正しい)産業活動で発生するダストの粒子径分布は、ロジン-ラムラー式でよく近似できます。正しい記述です。
(3)○(正しい)堆積層のかさ密度は、粒子そのものの密度に加え、粒子間のすき間の割合(空隙率)に左右されます。正しい記述です。
(4)○(正しい)粒子の付着の強さには、ファンデルワールス力や液架橋力などが影響します。正しい記述です。
(5)○(正しい)見掛け電気抵抗率は、電気集じん装置で電荷が逃げる速さを決めるため、性能を大きく左右する因子です。正しい記述です。

選択肢(1)のポイント(ここが誤り)

粒子径分布を1つの代表値で表すとき、意味の違う呼び名を混同しないことが大切です。累積分布で下から数えて50%にあたる粒子径がメディアン径(中央径)で、頻度分布の山の頂上(最も個数や質量が多い粒子径)にあたるのが最頻径(モード径)です。選択肢(1)はピークに対応する粒子径をメディアン径と呼ぶとしており、これは最頻径と取り違えた誤りです。左右非対称な分布ではメディアン径と最頻径がずれるため、両者を区別して覚える必要があります。

覚え方

  • ピーク(山の頂上)=最頻径(モード径)。メディアンではない。
  • メディアン径=累積50%の粒子径(中央)。
  • 産業ダストの粒径分布はロジン-ラムラー式でよく近似。

理解度チェック

Q.

頻度分布のピークに対応する粒子径は、何径と呼ぶ?

最頻径(モード径)です。メディアン径は累積50%にあたる粒子径で、意味が異なります。

Q.

堆積層のかさ密度を左右するのは、粒子密度のほかに何?

空隙率です。粒子間のすき間の割合が大きいほど、堆積層としてのかさ密度は小さくなります。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 ばいじん・一般粉じん特論 問題・正解」(公式PDF