令和6年度 公害防止管理者 ばいじん・一般粉じん特論 問2を解説|集じん装置の基本流速
令和6年度 ばいじん・一般粉じん特論 問2は、集じん装置の基本流速に関する問題です。基本流速の値からア~ウにどの装置が入るかを考え、正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
基本流速とは、その装置で集じんが成り立つときにガスを通す代表的な速さのことです。ろ布でこし取るバグフィルターはごくゆっくり通し、電界で引き寄せる電気集じん装置はやや速く、ガスを絞って高速でぶつけるベンチュリスクラバーはとても速い、という順に大きくなります。分かれ目は「遅い=ろ過方式」「非常に速い=絞って加速する湿式方式」という速度帯の対応で、遅い順にバグフィルター・湿式電気集じん装置・ベンチュリスクラバーと並ぶ組合せを選びます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各空欄に入る装置
| 空欄 | 入る装置 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア(最も遅い) | バグフィルター | ろ布でこし取る方式は、ガスをごくゆっくり通す(ろ過速度が小さい)ため、基本流速は最も遅い区分に入ります。 |
| イ(中くらい) | 湿式電気集じん装置 | 電界で粒子を引き寄せる方式は、ガスを穏やかに流すので基本流速は中くらいの区分になります。 |
| ウ(最も速い) | ベンチュリスクラバー | 絞り部でガスを高速にして水滴と衝突させる方式なので、基本流速は最も速い区分に入ります。 |
ここが分かれ目
この問題は、装置ごとの「ガスを通す速さの桁」を覚えているかが分かれ目です。ろ布でこし取るバグフィルターは、目詰まりや破過を避けるためにガスをごくゆっくり通す必要があり、基本流速が最も遅い区分になります。逆にベンチュリスクラバーは、狭いのど部でガスを一気に加速して水滴に衝突させる方式なので、基本流速は最も速い区分です。湿式電気集じん装置はその中間にあたります。まぎらわしい選択肢では、最も遅い区分にベンチュリスクラバーや電気集じん装置を当てはめてしまうと誤りになります。速さの順は「ろ過方式<電気方式<絞って加速する湿式方式」と押さえます。
覚え方
- 基本流速の順:バグフィルター<電気集じん<ベンチュリスクラバー。
- ろ布でこし取る方式はガスをごくゆっくり通す=最も遅い。
- ガスを絞って高速でぶつける湿式方式=最も速い。
理解度チェック
基本流速が最も遅い区分に入る装置はどれ?
バグフィルターです。ろ布でこし取る方式は、ガスをごくゆっくり通す必要があるため、基本流速が最も小さくなります。
基本流速が最も速い装置と、その理由は?
ベンチュリスクラバーです。絞り部でガスを高速にして水滴と衝突させる方式なので、通すガスの速さが最も大きくなります。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 ばいじん・一般粉じん特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月