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令和元年度 公害防止管理者 大気有害物質特論 問7を解説|特定物質の同定

令和元年度 大気有害物質特論 問7は、示された性質を持つ特定物質を選ぶ問題です。5つの物質から、記述に当てはまるものを選びます。

この問題のポイント

常温で気体だが加圧で容易に液化すること、空気に対する比重が1より小さい(空気より軽い)こと、空気中では燃えにくいが爆発性の混合気をつくること、水溶液がアルカリ性であること、という4つの手がかりが並びます。分かれ目は、水溶液がアルカリ性で、しかも空気より軽い気体はどれかです。選択肢の中でこの2点を同時に満たすのはアンモニアだけで、シアン化水素や二酸化硫黄の水溶液は酸性、ピリジンは常温で液体です。アルカリ性という1点でほぼ絞り込めます。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)

各選択肢の判定

選択肢判定解説
(1)○(該当)アンモニアは加圧で液化する気体で、空気より軽く、水溶液はアルカリ性を示します。4つの手がかりすべてに合致し、これが正解です。
(2)×(非該当)シアン化水素の水溶液は酸性で、アルカリ性という手がかりに合いません。
(3)×(非該当)ピリジンは常温で液体であり、「常温で気体」という手がかりに合いません。
(4)×(非該当)ホスゲンは水と反応して塩化水素を生じ、水溶液がアルカリ性を示すという手がかりに合いません。
(5)×(非該当)二酸化硫黄は水溶液が酸性で、比重も空気より大きく、アルカリ性・空気より軽いという手がかりに合いません。

ここが分かれ目

4つの手がかりのうち、最も強く効くのは水溶液がアルカリ性という点です。選択肢に並ぶ物質のうち、水に溶けてアルカリ性を示すのはアンモニアだけで、シアン化水素・二酸化硫黄は酸性、ホスゲンは加水分解して塩化水素(酸性)を生じます。さらにアンモニアは分子量が小さく空気より軽い(比重が1より小さい)ので、「空気に対する比重が1より小さい」という手がかりとも一致します。ピリジンは常温で液体なので「常温で気体」の時点で外れます。アルカリ性+空気より軽い、の2点でアンモニアに確定できます。

覚え方

  • 水溶液がアルカリ性の気体はアンモニア。他の特定物質は酸性側が多い。
  • アンモニアは空気より軽い(比重が1より小さい)。加圧で液化。
  • シアン化水素・二酸化硫黄は酸性、ピリジンは液体、で区別。

理解度チェック

Q.

水溶液がアルカリ性で、空気より軽い特定物質は?

アンモニアです。選択肢の中で水溶液がアルカリ性を示すのはアンモニアだけで、分子量が小さく空気より軽い点も合致します。

Q.

二酸化硫黄やシアン化水素が今回当てはまらないのはなぜ?

いずれも水溶液が酸性だからです。今回の手がかりの「アルカリ性」に合いません。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 大気有害物質特論 問題・正解」(公式PDF