公害防止管理者 独学ノート

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令和5年度 公害防止管理者 大気特論 問1を解説|燃料のJIS規格

令和5年度 大気特論 問1は、ガソリン・灯油・軽油のJIS規格に関する問題です。記述中の下線部のうち誤っているものを選びます。

この問題のポイント

石油系燃料はJISで密度や分類の仕方が定められており、燃料の種類ごとに「いくつに分けられるか」という分類数が決まっています。ガソリンと灯油の分類、軽油の流動点による区分、そして軽油に求められる着火性の指標まで、複数の論点を下線部に散らした形式です。引っかけの核心は、軽油が流動点でいくつの種類に分けられるかという数字で、ここだけが規格の値とずれています。着火性の指標としてセタン価が軽油に規定されること自体は正しいので、そこに気を取られないことがポイントです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)ガソリンの密度の上限値に関する下線部です。規格どおりの値で、誤りはありません。
(2)○(正しい)灯油の分類数に関する下線部で、規格と一致します。
(3)○(正しい)軽油を流動点で分類するという考え方そのものは正しい記述です。
(4)×(誤り)軽油が流動点によって分けられる種類の数が、規格の値と食い違っている下線部です。ここが誤りです。
(5)○(正しい)内燃機関用燃料として軽油にセタン価が規定されているのは正しい記述です。着火性の指標として定められています。

選択肢(4)のポイント(ここが誤り)

軽油は寒冷地でも詰まらず流れるかどうかが重要で、JISでは流動点を基準にいくつかの号に分けられています。選択肢(4)は、その流動点による分類の種類数を規格と違う数字で示している点が誤りです。分類の「やり方」(流動点で分ける)は正しくても、「いくつに分かれるか」という数字を取り違えているのが下線部問題のよくある引っかけです。一方、軽油の着火性をセタン価で規定するという(5)の記述は正しく、こちらに惑わされないことが大切です。

覚え方

  • 軽油の分類の物差しは流動点(寒冷地で固まらないか)。
  • 軽油の着火性の指標はセタン価。ガソリンのオクタン価と取り違えない。
  • 下線部問題は「分け方」より分類の数字を疑う。

理解度チェック

Q.

軽油をJISで分類するときの基準は何ですか?

流動点です。低温で固まらず流れる温度を基準に号別に分けられます。寒冷地向けほど流動点の低いものが使われます。

Q.

軽油に規定される着火性の指標は何ですか?

セタン価です。値が大きいほど着火しやすく、ディーゼル機関に適します。ガソリンのアンチノック性を表すオクタン価とは別物です。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF

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