令和元年度 公害防止管理者 大気特論 問10を解説|二段燃焼とNOx抑制
令和元年度 大気特論 問10は、液体・固体燃料の二段燃焼に関する穴埋め問題です。文中のア・イに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
二段燃焼は、燃焼用空気を2段に分けて送るNOx低減法です。第一段は空気を絞ってやや燃料過剰にし、酸素が少ない状態で燃やすことで窒素の酸化を抑えます。続く第二段で残りの空気を入れて完全燃焼させます。分かれ目は、第一段の空気比の範囲(アは0.8~0.9程度)と、この方法がサーマルNOxとフューエルNOxの両者に効くという点です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
空欄に入る正しい語句
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 0.8~0.9程度 | 第一段は空気比をやや1未満に絞り、酸素を少なめにして窒素の酸化を抑えます。 |
| イ | 両者 | 高温を避け酸素も絞るため、サーマルNOx・フューエルNOxの両方に低減効果があります。 |
ここが分かれ目
迷いやすいのは、第一段の空気比を0.5~0.7程度のように絞りすぎと考えてしまう点と、効果を「前者だけ」「後者だけ」と限定してしまう点です。第一段は0.8~0.9程度と、1をやや下回る程度に絞るのが基本です。ここで酸素を少なくすると、空気中の窒素からできるサーマルNOxも、燃料中の窒素からできるフューエルNOxも、どちらも生成が抑えられます。したがって効果は「両者」に及びます。空気比を絞る度合いと効果の範囲、この2点を正しく組み合わせた選択肢(2)が正解です。
覚え方
- 二段燃焼の第一段は空気比0.8~0.9程度に絞る=酸素少なめ。
- 効果はサーマル・フューエルの両者に及ぶ。
- 第二段で残りの空気を入れて完全燃焼。
理解度チェック
Q.
二段燃焼の第一段では、空気比をどの程度にする?
0.8~0.9程度と、1をやや下回る程度に絞り、酸素を少なめにします。
Q.
二段燃焼は、サーマルとフューエルのどちらのNOxに効く?
両者に低減効果があります。高温を避けつつ酸素も絞るためです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月