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令和6年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問6を解説|アンモニア接触還元法の脱硝装置

令和6年度 大気関係技術特論 問6は、アンモニア接触還元法による脱硝装置の構成機器に関する問題です。構成機器として誤っているものを選びます。

この問題のポイント

アンモニア接触還元法(SCR)は、アンモニアを排ガスに注入し、触媒の働きでNOxを窒素と水に還元する脱硫ではなく脱硝の方法です。装置の流れは、液体アンモニアを気化する気化器、それを混合する混合器、排ガス中へ吹き込む注入ノズル、そして触媒で反応させる脱硝反応器で構成されます。分かれ目は「デミスター(ミスト除去器)」で、これはガス中の水滴(ミスト)を取り除く機器であり、この脱硝装置の構成機器には含まれません。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢各選択肢の判定解説
(1)○(正しい)NH3気化器は、液体アンモニアを気化させる構成機器です。
(2)○(正しい)NH3混合器は、気化したアンモニアを希釈用の空気などと混ぜます。
(3)○(正しい)NH3注入ノズルは、排ガス中へアンモニアを吹き込みます。
(4)×(誤り)NH3デミスターはミストを取る機器で、この脱硝装置の構成機器ではありません。
(5)○(正しい)脱硝反応器は、触媒によりNOxを窒素と水に還元する中心の機器です。

選択肢(4)のポイント(ここが誤り)

デミスターは、ガス中に含まれる細かな水滴(ミスト)を捕らえて取り除く機器で、湿式の吸収装置などの出口側で使われます。アンモニア接触還元法はアンモニアと触媒で乾式にNOxを還元する方式なので、ミスト除去のためのデミスターは装置の構成機器の並びに入りません。選択肢(4)の「NH3デミスター」は、名称にNH3を付けてもっともらしく見せた引っかけで、実際の構成はアンモニアを気化・混合・注入して反応器へ送る流れです。

覚え方

  • アンモニア接触還元法の流れは気化→混合→注入→反応器
  • NOxは触媒で窒素と水に還元(乾式)。
  • デミスターはミスト除去の機器。脱硝装置の構成には入らない。

理解度チェック

Q.

アンモニア接触還元法で、NOxは何に還元される?

窒素と水です。注入したアンモニアと触媒の働きでNOxが還元されます。

Q.

デミスターはどんな役割の機器で、なぜこの脱硝装置の構成に入らない?

ガス中のミスト(水滴)を除去する機器だからです。乾式のアンモニア接触還元法の構成機器には含まれません。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF