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令和元年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問14を解説|石綿粉じんの測定方法

令和元年度 大気関係技術特論 問14は、石綿(アスベスト)粉じんの捕集と測定方法に関する問題です。ろ紙・サンプリング条件・計数方法などの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

石綿粉じんはメンブランフィルターで捕集し、位相差顕微鏡で繊維を数えて評価します。ろ紙の材質や孔径、透明化処理、計数に使う器具など、標準的な手順を押さえておくのが基本です。分かれ目はサンプリング条件で、吸引流量と捕集時間を示した数値が規定と食い違っている記述が紛れています。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢各選択肢の判定解説
(1)○(正しい)直径47mm・平均孔径0.8µmのセルロースエステル製メンブランフィルターを用います。
(2)×(誤り)サンプリングの吸引流量・捕集時間の数値条件が、標準的な採取方法の規定と一致しません。
(3)○(正しい)繊維の計数には位相差顕微鏡を用います。
(4)○(正しい)接眼レンズにアイピースグレイティクルを装着して計測します。
(5)○(正しい)透明化処理には、フタル酸ジメチルとしゅう酸ジエチルを用いる方法と、アセトンとトリアセチンを用いる方法の2種があります。

選択肢(2)のポイント(ここが誤り)

サンプリングの吸引流量と捕集時間の数値条件が、標準的な採取方法で定められた値と食い違っている点が誤りです。繊維を正しく数えるには、ろ紙に十分な量の空気を通す必要があるため、採取方法では吸引流量と採取時間が規定されています。記述された条件はその規定値と一致しません。ろ紙・顕微鏡・透明化処理を述べた選択肢はいずれも正しいので、数値で示された採取条件を疑うのがコツです。

覚え方

  • 石綿はメンブランフィルター+位相差顕微鏡で繊維を計数。
  • ろ紙は直径47mm・平均孔径0.8µmのセルロースエステル製。
  • 透明化はフタル酸ジメチル系とアセトン系の2法。

理解度チェック

Q.

石綿繊維の計数に使う顕微鏡は?

位相差顕微鏡です。接眼レンズにアイピースグレイティクルを付けて計測します。

Q.

捕集用ろ紙の材質と平均孔径は?

セルロースエステル製で、平均孔径は0.8µm(直径47mmの円形)です。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF