令和元年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問13を解説|慣性力集じん装置の分類
令和元年度 大気関係技術特論 問13は、慣性力集じん装置のうち衝突式に当たるものを選ぶ問題です。示された装置形式のうち、衝突式に分類されるものを選びます。
この問題のポイント
慣性力集じん装置は、気流に障害物や急な進路変化を与え、ダストがもつ慣性で気流から振り分けて捕らえる装置です。大きく衝突式と反転式に分かれます。分かれ目は各形式がどちらに属するかで、障害物に繰り返しぶつける多段形が衝突式、気流の向きを反転させる曲管形・ルーバー形・ポケット形・マルチバッフル形が反転式です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 各選択肢の判定 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | 曲管形は気流の向きを急に変える反転式で、衝突式ではありません。 |
| (2) | ○(正しい) | 多段形はダストをバッフルに衝突させて捕らえる衝突式です。 |
| (3) | ×(誤り) | ルーバー形は気流の向きを変える反転式です。 |
| (4) | ×(誤り) | ポケット形は気流の向きを変える反転式です。 |
| (5) | ×(誤り) | マルチバッフル形は気流の向きを変える反転式です。 |
選択肢(2)のポイント(ここが分かれ目)
多段形は、ダストを含むガスを複数のバッフル(邪魔板)に次々と衝突させ、慣性で気流から分離する衝突式です。一方、曲管形・ルーバー形・ポケット形・マルチバッフル形は、気流の向きを急に変えることでダストを振り分ける反転式で、衝突式ではありません。衝突式はぶつける、反転式は向きを変える、と役割で整理すると取り違えません。
覚え方
- 慣性力集じんは衝突式と反転式の2系統。
- 衝突式=多段形(バッフルにぶつける)。
- 反転式=曲管形・ルーバー形・ポケット形・マルチバッフル形(向きを変える)。
理解度チェック
Q.
慣性力集じん装置を大きく分けると2つの方式は?
衝突式と反転式です。ぶつけるか、向きを変えるかで分かれます。
Q.
多段形はどちらの方式に当たる?
衝突式です。ダストをバッフルに衝突させて捕らえます。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月