令和3年度 公害防止管理者 大気概論 問9を解説|大気汚染物質の排出量(業種別の順位)
令和3年度 大気概論 問9は、平成29年度実績の大気汚染物質排出量(SOx・NOx・ばいじん)に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。
この問題のポイント
この問題は、大気汚染物質排出量(SOx・NOx・ばいじん)の総量・比・施設別/業種別の順位が正しく述べられているかを問う正誤問題です。引っかけの核心は、業種別の順位を「3物質すべて同じ」と言い切れるかです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 硫黄酸化物の固定発生源からの総排出量は約30万トンでした。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 窒素酸化物の総排出量は、硫黄酸化物総排出量の2倍弱でした。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | ばいじんの総排出量は、硫黄酸化物総排出量の1割強でした。正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | 施設種別では、SOx・NOx・ばいじんのすべてでボイラーからの排出量が最も多かったです。正しい記述です。 |
| (5) | ×(誤り) | 業種別で「3物質すべて電気業が最多・鉄鋼業がすべて第2位」とは限りません(ばいじん等で順位が異なる)。これが誤りです。 |
選択肢(5)のポイント(ここが誤り)
業種別では、3物質のすべてについて電気業が最多で鉄鋼業がすべて第2位、とは限りません(特にばいじんでは窯業・土石製品製造業などが上位に入り、順位が異なります)。選択肢(5)は誤りです。
覚え方
- 施設別最多はボイラー(3物質とも)。業種別は物質ごとに順位が異なる。
- ばいじんは窯業・土石や鉄鋼が上位。「鉄鋼業がすべて第2位」は言い過ぎ。
理解度チェック
Q.
SOx・NOx・ばいじんの施設種別で、最も排出量が多い施設は?
ボイラーです(3物質とも)。一方、業種別の順位は物質ごとに異なり、「鉄鋼業がすべて第2位」とは限りません。
Q.
窒素酸化物(NOx)の総排出量は、硫黄酸化物(SOx)総排出量と比べてどの程度か。
SOx総排出量の2倍弱でした。ばいじんはSOx総排出量の1割強です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 大気概論 問題」(公式PDF)
- 環境省「大気汚染物質排出量総合調査(平成29年度実績)」
※ この記事の確認日:2026年6月