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令和7年度 公害防止管理者 水質有害物質特論 問6を解説|シアン排水の処理

令和7年度 水質有害物質特論 問6は、シアン排水の処理に関する問題です。誤っているものを選びます。

この問題のポイント

シアン排水の代表的な処理はアルカリ塩素法で、二段階に分けて塩素で酸化分解します。一段目はpHを高いアルカリ性に保ってシアンをシアン酸に変え、二段目はpHを少し下げてシアン酸を窒素と炭酸ガスに分解します。ここで問われるのが各段のpH条件です。引っかけの核心は二段反応のpHで、pH7〜8程度(弱アルカリ〜中性)で行うのが正しく、選択肢(2)が示す酸性ではありません。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)アルカリ塩素法の一段反応では、アルカリ性で塩素を添加します。正しい記述です。
(2)×(誤り)二段反応はpH7〜8程度で行います。酸性にして塩素を添加するとする点が誤りです。
(3)○(正しい)銅シアノ錯体は、アルカリ塩素法で分解できます。正しい記述です。
(4)○(正しい)鉄シアノ錯体は、二価の鉄を加えて難溶性塩をつくり、凝集沈殿で除去できます。正しい記述です。
(5)○(正しい)シアンはオゾンとの反応で、窒素と炭酸水素塩にまで酸化分解されます。正しい記述です。

選択肢(2)のポイント(ここが誤り)

アルカリ塩素法は二段構えです。一段目はpHを高いアルカリ性に保ち、塩素でシアンをシアン酸へ酸化します。続く二段目は、シアン酸をさらに窒素と炭酸ガスへ分解する段で、pHを7〜8程度(弱アルカリ〜中性)に調整して塩素を加えます。選択肢(2)はこの二段反応を酸性で行うと述べている点が誤りです。強い酸性にすると有毒なシアン化水素が発生する恐れもあり、酸性側では行いません。

覚え方

  • アルカリ塩素法は一段目が高アルカリ性、二段目はpH7〜8で分解。酸性にはしない。
  • 分解しにくい鉄シアノ錯体は、二価の鉄で難溶性塩にして凝集沈殿。

理解度チェック

Q.

アルカリ塩素法の二段反応のpHは酸性?

いいえ。pH7〜8程度(弱アルカリ〜中性)で行います。酸性側では行いません。

Q.

分解しにくい鉄シアノ錯体の処理法は?

二価の鉄を加えて難溶性塩をつくり、凝集沈殿で除去します。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 水質有害物質特論 問題・正解」(公式PDF