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令和元年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問9を解説|活性汚泥法の負荷計算式

令和元年度 水質関係技術特論 問9は、活性汚泥法の式A~Cが表す語の正しい組合せを選ぶ問題です。式の分母に何が来るかを読み取り、正しい組合せを選びます。

この問題のポイント

活性汚泥法では、曝気槽の容積V、流入排水量Q、流入BOD濃度Cf、MLSS濃度Sを組み合わせて運転指標を作ります。式Aは容積を流量で割った滞留時間、式BはBODの負荷量を槽の容積で割った量、式CはBODの負荷量を汚泥(MLSS)量で割った量です。分かれ目は、よく似たBとCの区別で、割る相手が「容積」か「汚泥量」かを式の分母から見抜けるかどうかです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)

A~Cに入る正しい語句

記号正しい語句読み解き
A(V/Q)水理学的滞留時間曝気槽の容積を流入水量で割った値で、排水が槽にとどまる時間を表します。
B(CfQ/V)BOD容積負荷BODの負荷量を曝気槽の容積で割った値で、槽の単位容積が受け持つBOD量です。
C(CfQ/VS)BOD汚泥負荷BODの負荷量を汚泥(MLSS)量で割った値で、汚泥の単位量が受け持つBOD量です。

この対応に合う組合せは選択肢(2)です。BとCを入れ替えた(1)や、Aを水面積負荷とする(3)(4)(5)は式の分母と合いません。

ここが分かれ目

BとCはどちらもBODの負荷量(Cf×Q)を分子に持つため紛らわしいですが、分母が違います。BOD容積負荷(B)は曝気槽の容積Vで割り、BOD汚泥負荷(C)はそこにMLSS濃度Sを掛けた汚泥量(V×S)で割ります。式にSが入っているかどうかが見分けの決め手です。またAをV/Qではなく「水面積負荷」と読むと誤りで、水面積負荷は沈殿池を面積で評価する別の指標です。

覚え方

  • A=V/Qは水理学的滞留時間。容積÷流量で「とどまる時間」。
  • BOD容積負荷は容積Vで割る、BOD汚泥負荷は汚泥量VSで割る。分母にSがあれば汚泥負荷
  • 水面積負荷は沈殿池を面積で見る別指標。滞留時間と混同しない。

理解度チェック

Q.

BOD容積負荷とBOD汚泥負荷は式のどこで見分ける?

分母で見分けます。容積Vで割れば容積負荷、汚泥量V×S(Sが入る)で割れば汚泥負荷です。

Q.

V/Qが表す指標は?

水理学的滞留時間です。曝気槽の容積を流入水量で割り、排水が槽にとどまる時間を示します。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF