令和5年度 水質概論 問10は、水生生物の保全に係る水質環境基準項目及び要監視項目に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。
この問題は、水生生物の保全に係る水質環境基準項目及び要監視項目について、環境基準項目・全亜鉛・要監視項目などが正しく述べられているかを問う正誤問題です。引っかけの核心は、底層溶存酸素量(底層DO)が追加された水域です。底層DOは湖沼及び海域に追加された項目で、「河川における」とすると誤りになります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 環境基準として、全亜鉛・ノニルフェノール・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩(LAS)に基準値が設定されています。正しい記述です。 |
| (2) | ×(誤り) | 底層DOは2016年に湖沼及び海域の環境基準として追加されました。「河川における」は誤りです。 |
| (3) | ○(正しい) | 湖沼における全亜鉛の環境基準値は0.03mg/L以下です。正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | 水生生物保全の要監視項目には、クロロホルム・フェノールなど6項目が設定されています。正しい記述です。 |
| (5) | ○(正しい) | 要監視項目の指針値は、水域と類型とに応じて設定されています。正しい記述です。 |
底層溶存酸素量(底層DO)は、2016(平成28)年に湖沼及び海域の環境基準として追加されました。底層が貧酸素になりやすい滞留性水域の項目です。選択肢(2)は「河川における環境基準として追加された」と水域を取り違えている点が誤りです。底層DOは滞留性の湖沼・海域の問題で、流れのある河川の項目ではない、という対応で押さえます。
底層溶存酸素量(底層DO)は河川の環境基準として追加された?
いいえ。2016年に湖沼及び海域の環境基準として追加されました(河川ではありません)。
水生生物の保全に係る環境基準に設定されている項目は?
全亜鉛・ノニルフェノール・LAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩)です。要監視項目はクロロホルム・フェノールなど6項目です。
この問題に関連する用語解説
出典
※ この記事の確認日:2026年6月