公害防止管理者 独学ノート

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令和元年度 公害防止管理者 水質概論 問10を解説|化学物質のリスク評価(不確実係数は種差10×個体差10)

令和元年度 水質概論 問10は、化学物質のリスク評価に関する記述として正しいものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、化学物質のリスク評価について、リスクの定義・NOEL/NOAEL・TDI・VSD・不確実係数の考え方が正しく述べられているかを問う正誤問題です。核心は、不確実係数100の意味(何を見込んだ値か)です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(正しい記述)

各選択肢の判定(正しいものを選ぶ)

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)リスクは有害性のみでなく、有害性と暴露量によって決まります。誤りです。
(2)×(誤り)NOEL・NOAELは、閾値が存在する化学物質の有害性評価に用いられます。誤りです。
(3)×(誤り)TDIは、NOEL/NOAELを不確実係数で除したものです。「乗じた」は誤りです。
(4)○(正しい)不確実係数は通常100で、種差10×個体差10を見込んだものです。これが正しい記述です。
(5)×(誤り)VSD(実質安全量)は、閾値が存在しない化学物質の有害性評価に用いられます。誤りです。

選択肢(4)のポイント(なぜ正しいか)

不確実係数には通常100が用いられ、これは動物から人への外挿の種差による係数を10、個体差による係数を10と見込んだもの(10×10=100)です。選択肢(4)はこの根拠を正しく述べており、これが正解です。リスクは有害性のみでなく有害性と暴露量で決まること、TDIはNOEL/NOAELを不確実係数で除すこと(乗じるは誤り)、VSDは閾値のない物質に用いることも、合わせて押さえます。

覚え方

  • 不確実係数=種差10×個体差10=100。TDI=NOAEL÷不確実係数。
  • NOAELは閾値あり、VSDは閾値なし物質に使用。リスク=有害性×暴露量。

理解度チェック

Q.

不確実係数の通常値100は何を見込んだもの?

動物から人への外挿の種差(10)と個体差(10)を見込んだものです(10×10=100)。

Q.

TDIは、NOEL/NOAELを不確実係数で「除した」もの?「乗じた」もの?

除したものです。「乗じた」は誤りです。NOAELは閾値のある物質、VSDは閾値のない物質に用います。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 水質概論 問題」(公式PDF
  • 化学物質のリスク評価(不確実係数・TDI)

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