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令和元年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問24を解説|JIS C 1510の用語

令和元年度 騒音・振動特論 問24は、振動レベル計に関するJIS C 1510の用語定義について、誤っているものを選ぶ問題です。受感軸・横感度・波高率などの定義の正確さが問われます。

この問題のポイント

用語定義問題では、似た指標の「分母」をすり替える引っかけがよく使われます。ここでの核心は波高率(クレストファクタ)で、正しくは「最大値と実効値の比」です。実効値ではなく「平均値」との比と書けば誤りになります。ほかの受感軸・横感度・振動加速度レベル・バースト信号の定義は素直に正しいので、波高率の分母だけを見抜けば選べます。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)受感軸は、振動ピックアップが最大の感度を持つ方向で、定義どおりです。
(2)○(正しい)横感度は、受感軸に直角な方向の励振に対する感度で、正しい定義です。
(3)○(正しい)振動加速度レベルは、実効値を基準値で除した常用対数の20倍で、正しいです。
(4)×(誤り)波高率は最大値と実効値の比です。「平均値」との比とするのは誤りです。
(5)○(正しい)バースト信号は、振幅0から始まり0で終わる波数が整数の正弦波の断続信号です。

選択肢(4)のポイント(ここが誤り)

波高率(クレストファクタ)は、信号がどれだけとがった波形かを表す指標で、最大値 ÷ 実効値で定義されます。実効値は波形全体のエネルギーを代表する値なので、ピークがそれに対して何倍かを見ることで、衝撃的な成分の大きさを評価できます。ここを「最大値 ÷ 平均値」とすると、分母が別物になり値も意味も変わってしまいます。正弦波では実効値が最大値の約0.707倍なので波高率は約1.41ですが、平均値を分母にすると別の数になります。この「実効値」を「平均値」にすり替える点が誤りです。

覚え方

  • 波高率=最大値 ÷ 実効値(平均値ではない)。
  • 振動加速度レベル=実効値を基準で割った常用対数の20倍
  • 受感軸=最大感度方向、横感度=それに直角方向の感度。

理解度チェック

Q.

波高率(クレストファクタ)はどう定義される?

最大値と実効値の比です。平均値ではなく実効値が分母である点に注意します。

Q.

振動加速度レベルの定義は?

振動加速度の実効値を基準値で除した値の常用対数の20倍です。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF