令和元年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問25を解説|低周波音・超低周波音
令和元年度 騒音・振動概論 問25は、超低周波音・低周波音に関する問題です。用語の範囲・感覚閾値・心理的反応・建具のがたつきについての5つの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題のポイント
低周波音はおおむね100Hz以下、うち20Hz以下が超低周波音、といった用語の範囲や、周波数が低くなるほど感じにくくなる(感覚閾値が上昇する)こと、圧迫感などの心理的反応は正しく書かれています。分かれ目は建具のがたつき。窓や戸などの建具は、周波数が低いほど小さな音圧レベルでがたつきやすいのが低周波音の特徴です。選択肢(5)はこれを「周波数が高いほど」と高低を逆にしており、そこが誤りです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 低周波音という用語は、おおむね100Hz以下の音に対して使われます。 |
| (2) | ○(正しい) | 20Hz以下の音を、一般に超低周波音と呼びます。 |
| (3) | ○(正しい) | 周波数が低くなるほど感じにくくなり、感覚閾値は上昇します。 |
| (4) | ○(正しい) | 心理的反応として、圧迫感を生じることがあります。 |
| (5) | ×(誤り) | 建具は周波数が低いほど小さな音圧レベルでがたつきやすく、高いほどではありません。 |
選択肢(5)のポイント(ここが誤り)
低周波音による物的な影響の代表が、窓や戸などの建具のがたつきです。これは周波数が低いほど小さな音圧レベルで起こりやすくなります。だからこそ、低周波音は耳ではっきり聞こえないのに、建具ががたつくといった形で気付かれることがあるわけです。選択肢(5)は、この関係を「周波数が高いほど」と逆に述べているため誤りです。感覚閾値(低い周波数ほど上昇=感じにくい)と、建具のがたつきやすさ(低い周波数ほど小さな音圧で起こる)を、方向を取り違えずに整理しておきましょう。
覚え方
- 低周波音=おおむね100Hz以下、超低周波音=20Hz以下。
- 周波数が低いほど感覚閾値は上昇(=感じにくい)。心理反応に圧迫感。
- 建具のがたつきは周波数が低いほど小さな音圧レベルで起こる。
理解度チェック
Q.
建具は、周波数が高いほど小さな音圧レベルでがたつきやすい?
いいえ、逆です。周波数が低いほど小さな音圧レベルでがたつきやすくなります。
Q.
低周波音と超低周波音の周波数のおおよその範囲は?
低周波音はおおむね100Hz以下、そのうち20Hz以下を超低周波音と呼びます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月