令和元年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問9を解説|主要な騒音源
令和元年度 騒音・振動概論 問9は、主要な騒音源(生活騒音・建設作業騒音・鉄道騒音・航空機騒音など)に関する問題です。5つの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題のポイント
各騒音源の性質はおおむね正しく述べられていますが、一つだけ数値が入れ替えられています。特定建設作業の騒音について、規制に関する基準の値は、作業場所の敷地の境界線において85デシベルです。選択肢(2)はこれを75デシベルとしており、その数値が誤りです。生活騒音・鉄道騒音・航空機騒音の記述は性質を正しく述べたものなので、数値を挙げている選択肢に注意して読むのがコツです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 生活騒音は種類・頻度・音質が様々で、50デシベル以下でも苦情が発生することがあります。 |
| (2) | ×(誤り) | 特定建設作業の騒音の規制基準は、敷地の境界線において85デシベルです。75デシベルは誤りです。 |
| (3) | ○(正しい) | 鉄道騒音の主要な発生原因には、車輪とレールの摩擦や衝撃などがあります。 |
| (4) | ○(正しい) | 高速の新幹線では、空力音の影響によって騒音が発生します。 |
| (5) | ○(正しい) | 航空機騒音は音が強大で上空で発生するため、影響が広い範囲に及びます。 |
選択肢(2)のポイント(ここが誤り)
誤りは規制基準の数値です。特定建設作業の騒音の規制に関する基準は、作業場所の敷地の境界線において85デシベルと定められています。選択肢(2)はこれを75デシベルとしているため、数値が小さすぎて誤りになります。75デシベルは他の場面(例えば特定建設作業の振動の規制基準)で登場する値なので混同しやすく、「建設作業の騒音は85デシベル」とセットで覚えておくと取り違えを避けられます。
覚え方
- 特定建設作業の騒音の規制基準は敷地境界線で85dB。
- 建設作業の振動の規制基準は75dB(騒音と混同しない)。
- 生活騒音は50dB以下でも苦情が起きうる(数値の大小だけでは測れない)。
理解度チェック
Q.
特定建設作業の騒音の規制基準は、敷地の境界線で何デシベル?
85デシベルです。75デシベルとするのは誤りで、75デシベルは建設作業の振動の規制基準の値です。
Q.
高速の新幹線で問題になる騒音の一因は?
空力音です。高速走行では空気の流れによる音の影響が大きくなります。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月