令和元年度 公害防止管理者 汚水処理特論 問11を解説|汚泥生成量の計算
令和元年度 汚水処理特論 問11は、活性汚泥法の汚泥生成量(体積)を求める計算問題です。正しい値を選びます。
この問題のポイント
汚泥生成量は「除去したBOD量 × 汚泥生成割合」で固形分の質量が出ます。含水率99 %の汚泥は固形分がわずか1 %なので、固形分の質量を0.01で割ると汚泥全体の質量になり、比重1なら質量(kg)をそのまま体積(m3)に直せます。引っかけは、含水率99 %を割り戻し忘れ、固形分の量だけで答えてしまう点です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)
計算の手順
- 除去BOD量:流入BOD 100 kg/日 × 除去率0.90 = 90 kg/日。
- 汚泥の固形分:除去BOD 90 × 生成割合0.60 = 54 kg/日。
- 含水率99 %(固形分1 %):汚泥全体 = 54 ÷ 0.01 = 5400 kg/日。
- 比重1で体積へ:5400 kg ÷ 1000 kg/m3 = 5.4 m3/日。
したがって正解は選択肢(4)の5.4 m3/日です。
ここが分かれ目
含水率99 %の汚泥は、水が99 %・固形分が1 %です。固形分54 kgを0.01で割って汚泥全体の量に戻すのが計算の要で、ここを忘れると54 kg(=0.054 m3)などと桁を大きく外します。比重1なので、汚泥全体の質量5400 kgがそのまま体積5.4 m3になります。
覚え方
- 汚泥の固形分=除去BOD量 × 汚泥生成割合。
- 含水率99 %なら固形分を0.01で割って全量へ。比重1で質量=体積。
理解度チェック
Q.
除去BOD量はいくつ?
流入100 kg/日 × 除去率0.90 = 90 kg/日です。
Q.
含水率99 %で固形分54 kg/日のとき、汚泥体積は?
54 ÷ 0.01 = 5400 kg、比重1で5.4 m3/日です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 汚水処理特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月