令和7年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問15を解説|環境調査結果
令和7年度 ダイオキシン類概論 問15は、令和4年度のダイオキシン類に係る環境調査結果(環境省)に関する正誤問題です。5つの記述のうち誤っているものを選びます。
この問題のポイント
この調査は、大気・公共用水域(水質・底質)・地下水質・土壌などの媒体ごとに、環境基準を達成できたかを見るものです。押さえどころは「どの媒体で超過が出たか」です。近年は、公共用水域の水質と底質で環境基準を超える地点が残る一方、大気・地下水質・土壌はおおむね全地点で達成、という傾向が続いています。引っかけの核心は選択肢(5)で、超過地点が出ていない土壌について「超過した測定地点があった」と述べている点です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 大気は評価対象の全地点で環境基準を達成しました。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 公共用水域の水質には環境基準を超過した地点がありました。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 公共用水域の底質にも環境基準を超過した地点がありました。正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | 地下水質は概況調査の全地点で環境基準を達成しました。正しい記述です。 |
| (5) | ×(誤り) | 土壌は全ての測定地点で環境基準を達成しました。「超過した測定地点があった」とする点が誤りです。 |
選択肢(5)のポイント(ここが誤り)
ダイオキシン類の環境調査では、媒体ごとに達成状況の傾向がはっきり分かれます。水にたまりやすく動きにくい性質から、公共用水域の水質と底質では基準を超える地点が残りやすい一方、大気・地下水質・土壌は全地点で基準を達成する状況が続いています。選択肢(5)は、この達成側にある土壌を取り上げて「環境基準を超過した測定地点があった」と述べています。実際には土壌は全ての測定地点で環境基準を達成しているため、超過があったとする点が誤りです。どの媒体で超過が「あった/なかった」を取り違えないことが分かれ目です。
覚え方
- 超過が残るのは公共用水域の水質・底質。
- 大気・地下水質・土壌は全地点で環境基準を達成。
- 「達成/超過」をどの媒体か取り違えないこと。
理解度チェック
Q.
環境基準を超過した地点が残る媒体は?
公共用水域の水質と底質です。大気・地下水質・土壌は全地点で達成しています。
Q.
土壌の環境基準の達成状況は?
全ての測定地点で達成しています。超過地点があったとする記述は誤りです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月