令和元年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問15を解説|環境・人体汚染
令和元年度 ダイオキシン類概論 問15は、ダイオキシン類による環境・人体汚染に関する記述の中から誤っているものを選ぶ問題です。
この問題のポイント
ダイオキシン類の汚染経路(農薬、焼却、パルプ漂白、生物濃縮)と、人への主な摂取経路を問う問題です。引っかけの核心は摂取経路で、人が取り込むダイオキシン類の大部分は食物(特に魚介類など)からであり、空気や水からはごくわずかです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 不純物としてダイオキシン類を含む農薬・殺菌剤の散布で環境を汚染した点は正しいです。 |
| (2) | ○(正しい) | 塩素の存在下で有機物を加熱・燃焼するとダイオキシン類が生成し排ガスとともに放出される点は正しいです。 |
| (3) | ○(正しい) | パルプの塩素漂白過程でダイオキシン類が生成し廃液とともに流出した点は正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | 脂溶性が高く、食物連鎖で生物濃縮され動物体内に蓄積される点は正しい記述です。 |
| (5) | ×(誤り) | 人の摂取の大部分は食物(魚介類・肉・乳製品など)からです。「空気及び水から」とする点が誤りです。 |
選択肢(5)のポイント(ここが誤り)
ダイオキシン類は脂溶性が高く、水にはほとんど溶けません。そのため環境中に出たダイオキシン類は食物連鎖を通じて生物の脂肪に濃縮され、人はその食物(特に魚介類や肉、乳製品など)を食べることで大部分を取り込みます。空気を吸ったり水を飲んだりして入る量は、全体のごくわずかです。選択肢(5)は主な摂取経路を「空気及び水から」と述べており、実際の大半を占める食物経路と逆の説明になっている点が誤りです。
覚え方
- 人のダイオキシン類摂取の大部分=食物(特に魚介類)から。
- 脂溶性が高い → 水に溶けにくい → 生物濃縮されやすい。
- 空気・水からの摂取はごくわずか。
理解度チェック
Q.
人がダイオキシン類を最も多く取り込む経路は?
食物(特に魚介類など)からです。空気・水からはわずかです。
Q.
ダイオキシン類が生物濃縮されやすい理由は?
脂溶性が高く、脂肪に蓄積しやすいためです。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月