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令和2年度 公害防止管理者 大規模水質特論 問8を解説|製油所の排水処理フロー

令和2年度 大規模水質特論 問8は、製油所の排水処理フローの図で、発生源別のA〜Dに当てはまる排水の組合せを選ぶ問題です。最も適当なものを選びます。

この問題のポイント

製油所の排水は、含まれる汚れの重さで必要な処理の手厚さが変わります。手がかりは「汚れの多い排水ほど、油分やアンモニア・硫化物を落とすための処理段が多く連なる」という向きです。石油の製造工程から出るプロセス排水は油分や有機物・アンモニアを最も多く含み、油水分離や排水ストリッパー、活性汚泥処理まで通す最も手厚い経路になります。逆に清浄な雨水は汚れが少なく、簡単な処理で放流できます。事務所排水は生活排水なので浄化槽、タンク排水は油分を含むため油の分離が中心です。この重さの順で読み解くと、A〜Dの組合せは選択肢(4)になります。

※ 問題文そのもの(フロー図)は、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)

A〜Dに入る排水(正解の組合せ)

記号排水の種類読み解き
Aプロセス排水製造工程からの排水で油分・有機物・アンモニアを最も多く含み、油水分離や排水ストリッパー、活性汚泥処理まで通す最も手厚い経路。
B事務所排水し尿・雑排水などの生活排水で、浄化槽で処理する。
Cタンク排水貯蔵タンクの底にたまる水などで油分を含み、油の分離が処理の中心となる。
D雨水(清浄)汚れが少なく、簡単な処理で放流できる。ガードベースンで受けて監視する。

ここが分かれ目

選択肢の見分けは、プロセス排水と雨水(清浄)を両端に置けるかにかかっています。プロセス排水は油分・アンモニア・有機物を最も多く含むので、油水分離から生物処理まで最も多くの処理段を通す経路に対応します。反対に雨水(清浄)は汚れがほとんどないので、最も簡単な経路に対応します。この両端を取り違えると誤答になります。残る事務所排水(生活排水→浄化槽)とタンク排水(油分→油分離)を、処理内容に合わせて当てはめれば、A=プロセス排水、B=事務所排水、C=タンク排水、D=雨水(清浄)の(4)にたどり着きます。

覚え方

  • 製油所排水は汚れが重いほど処理段が多い。プロセス排水が最重、雨水(清浄)が最軽。
  • 事務所排水=生活排水→浄化槽。タンク排水=油分→油の分離。
  • 図問題は「両端(最も汚い/最もきれい)」から埋めると速い。

理解度チェック

Q.

製油所で最も手厚い処理が要る排水は?

プロセス排水です。油分・有機物・アンモニアを最も多く含むため、油水分離から活性汚泥処理まで通します。

Q.

事務所排水はどう処理する?

し尿・雑排水などの生活排水なので、浄化槽で処理します。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 大規模水質特論 問題・正解」(公式PDF