令和4年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問5を解説|環境基準達成率の推移
令和4年度 大気・水質概論 問5は、「一般環境大気測定局における大気汚染物質の環境基準達成率の推移」に関する問題です。記述として誤っているものを選びます。
この問題のポイント
この問題は、二酸化窒素・一酸化炭素・光化学オキシダント・浮遊粒子状物質(SPM)・微小粒子状物質(PM2.5)の達成率が、高水準か低水準か・傾向はどうかを問うものです。引っかけの核心は浮遊粒子状物質(SPM)の水準で、SPMの達成率は高くおおむね100%近くで推移しており、「95%未満」に落ちているとする記述は方向が逆です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 二酸化窒素は各年度とも高い達成率で推移しています。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 一酸化炭素は長期的評価で各年度とも達成しています。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 光化学オキシダントは達成率が極めて低く推移しています。正しい記述です。 |
| (4) | ×(誤り) | 浮遊粒子状物質は高水準(おおむね100%近く)で推移しており、「95%未満」とするのは誤りです。 |
| (5) | ○(正しい) | 微小粒子状物質は上昇傾向で、近年は高い達成率になっています。正しい記述です。 |
選択肢(4)のポイント(ここが誤り)
浮遊粒子状物質(SPM)の環境基準達成率は、この期間おおむね100%近い高水準で推移しています。選択肢(4)は達成率が「95%未満」に下がっているかのように書いている点が誤りです。低水準で推移するのは光化学オキシダントであり、SPMと取り違えないことがポイントです。
覚え方
- 達成率が極めて低いのは光化学オキシダントだけ。
- NO2・CO・SPMは高水準、PM2.5は上昇して高水準へ。
- SPMを「未達成が多い」と誤認するひっかけに注意。
理解度チェック
Q.
一般局の達成率が極めて低い水準で推移している物質は?
光化学オキシダントです。他の物質は高水準です。
Q.
浮遊粒子状物質(SPM)の達成率の水準は?
おおむね100%近い高水準で推移しています。「95%未満」とするのは誤りです。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問題」(公式PDF)
- 環境省「大気汚染状況について(大気汚染物質の環境基準達成状況)」
※ この記事の確認日:2026年7月