令和元年度 公害防止管理者 ばいじん・一般粉じん特論 問6を解説|洗浄集じん装置の分類
令和元年度 ばいじん・一般粉じん特論 問6は、洗浄集じん装置(スクラバー)の分類に関する問題です。5つの装置のうち、ため水式に当たるものを選びます。
この問題のポイント
洗浄集じん装置は「水をどう当てるか」で方式が分かれます。ポンプで水を加圧して噴射するのが加圧水式、装置内にためた水をガスの勢いで巻き上げて液滴を作るのがため水式(貯水式)です。選択肢に並ぶスプレー塔・ベンチュリ・サイクロン・ジェットはいずれも水を噴射する加圧水式で、ためた水をガスで巻き上げる方式はどれかを見分けるのが分かれ目です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(該当せず) | ベンチュリスクラバーは水を高速ガスへ噴射する加圧水式で、ため水式ではありません。 |
| (2) | ○(該当) | ガス噴出形は、装置内にためた水をガスの勢いで巻き上げて液滴をつくる、ため水式(貯水式)の代表です。 |
| (3) | ×(該当せず) | スプレー塔は上からスプレー水を噴射する加圧水式で、ため水式ではありません。 |
| (4) | ×(該当せず) | サイクロンスクラバーは旋回流に水を噴射する加圧水式で、ため水式ではありません。 |
| (5) | ×(該当せず) | ジェットスクラバーは水を噴射しガスを吸引する加圧水式で、ため水式ではありません。 |
選択肢(2)のポイント(ここが正解)
ため水式は、ポンプで水を噴射するのではなく、装置の下部にためた水を、通過するガスの勢いで巻き上げて細かい液滴に変え、その液滴で粒子を捕らえる方式です。ガス噴出形はこの代表で、水を加圧噴射しない点が加圧水式と決定的に違います。他の4つ(スプレー塔・ベンチュリ・サイクロン・ジェット)はいずれもノズルなどから水を噴射する加圧水式なので、ため水式には当たりません。「水を噴くのが加圧水式、ためた水を巻き上げるのがため水式」と対で押さえると迷いません。
覚え方
- ため水式=ガス噴出形(ためた水をガスで巻き上げる)。
- 加圧水式=水を噴射(スプレー塔・ベンチュリ・サイクロン・ジェット)。
- 見分け方は「水を噴くか/ためた水を巻き上げるか」の一点。
理解度チェック
Q.
ため水式と加圧水式の一番の違いは?
水の当て方です。加圧水式は水を噴射し、ため水式はためた水をガスの勢いで巻き上げて液滴を作ります。
Q.
スプレー塔とベンチュリスクラバーはどちらの方式?
どちらも加圧水式です。ノズルなどから水を噴射して粒子を捕らえます。ため水式ではありません。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 ばいじん・一般粉じん特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月