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産業廃棄物とは(種類と処理の流れ)

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産業廃棄物って一般廃棄物と何が違う?どう処理されているの?で迷いませんか。区分と処理の流れ、試験で問われる統計を整理します。

この記事の要点

産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、廃棄物処理法で定める種類(汚泥・廃プラスチック類・がれき類など)のものです。それ以外は一般廃棄物です。

総排出量は約4億トンで推移し、種類別で最も多いのは汚泥、業種別で最も多いのは電気・ガス・熱供給・水道業です。処理は中間処理が約8割を占めます。

ごみは、出どころと種類によって法律上の扱いが分かれます。

工場などの事業活動から出る一定の廃棄物が、産業廃棄物です。

区分と、処理の流れ、出題される統計を見ていきます。

産業廃棄物とは(一般廃棄物との違い)

産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、廃棄物処理法で定められた種類のものです。

汚泥、廃プラスチック類、がれき類、金属くず、鉱さい、ばいじん、動物のふん尿など、法律で定める種類が産業廃棄物にあたります。

これに対して、家庭から出るごみや、事業活動から出ても産業廃棄物に当たらないものは一般廃棄物です。

産業廃棄物は、出した事業者が自ら適正に処理する責任を負います(排出者責任)。委託して処理するときは、産業廃棄物管理票(マニフェスト)で流れを管理します。

処理の流れ(中間処理・再生利用・最終処分)

産業廃棄物は、そのまま埋め立てるのではなく、多くがまず中間処理されます。

中間処理とは、焼却・脱水・破砕などで、廃棄物を減量・無害化したり、再生利用しやすくしたりする処理です。

中間処理を経て、再び資源として使う再生利用か、最終的に埋め立てる最終処分へと進みます。

排出量に占める割合は、中間処理が約8割、直接再生利用が約2割、直接最終処分は約1%程度です。

産業廃棄物 の排出 中間処理(約8割) 焼却・脱水・破砕で減量・再生 直接再生利用(約2割) 直接最終処分(約1%) 再生利用 /最終処分

排出された産業廃棄物の多く(約8割)はまず中間処理され、減量・再生されてから最終処分へ。直接最終処分は約1%。

過去問での問われ方

産業廃棄物は、公害総論で、排出量・種類別・業種別・処理の内訳といった統計として問われます。

令和3年度 公害総論 問13では、総排出量のうち中間処理は約8割、直接再生利用は約2割であることが問われ、「中間処理約50%・直接再生利用約10%」とするのが誤りでした。

同じ問題では、種類別の排出量で最も多いのが汚泥、業種別で最も多いのが電気・ガス・熱供給・水道業であることも問われています。

まちがえやすいポイント

処理の内訳の数字を低めに書き換える引っかけが狙われます。

「中間処理約50%・直接再生利用約10%」とするのは誤りで、正しくは中間処理が約8割・直接再生利用が約2割です(令和3年度 公害総論 問13)。

理解度チェック

Q.

事業活動から出ても、廃棄物処理法で定める種類でない廃棄物や、家庭ごみは、何に分類されるか。

答え:一般廃棄物

産業廃棄物は、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち法律で定める種類のものです。それ以外が一般廃棄物です。

Q.

産業廃棄物の処理で、排出量のおよそ8割を占めるのはどの段階か。

答え:中間処理

焼却・脱水・破砕などで減量・再生してから、再生利用や最終処分へ進みます。直接最終処分は約1%です。

Q.

産業廃棄物の種類別排出量で、最も多いのは何か。

答え:汚泥

業種別では、電気・ガス・熱供給・水道業が最も多くなります。令和3年度 公害総論 問13の論点です。

まとめ

産業廃棄物は、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、法律で定める種類のものです。

総排出量は約4億トンで推移し、種類別最多は汚泥、業種別最多は電気・ガス・熱供給・水道業。処理は中間処理が約8割を占めます。

出した事業者に処理責任があり、委託時はマニフェストで管理します。統計の数字・項目を取り違えないようにしましょう。

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参考

  • 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(産業廃棄物の種類・排出者責任・産業廃棄物管理票〔マニフェスト〕)
  • 環境省「産業廃棄物の排出・処理状況等」
  • 一般社団法人 産業環境管理協会 公害防止管理者等国家試験 出題範囲・公式正答
公害防止管理者 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

公害防止管理者 独学ノート 編集部

公害防止管理者試験の用語・法令・計算を、環境省の告示や過去問に照らして、独学者の目線で整理しています。

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