公害防止管理者 独学ノート

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令和7年度 公害防止管理者 大気特論 問12を解説|ガスクロマトグラフ法の分析成分

令和7年度 大気特論 問12は、JISの燃料ガス及び天然ガスの分析方法において、ガスクロマトグラフ法で分析する成分を問う問題です。GC法の対象として誤っているものを選びます。

この問題のポイント

ガスクロマトグラフ法(GC法)は、試料ガスをカラムに通し、成分ごとの移動速度の違いで分離して定量する手法です。燃料ガスや天然ガスの分析では、水素や各種炭化水素、芳香族成分などを分離・定量するのに広く使われます。この問題の分かれ目は、選択肢に並ぶ成分のうちGC法で分析する対象に含まれないものを一つ見抜くことです。アンモニアは吸着性・極性が強く、JISの燃料ガス分析でGC法の対象成分として挙げられていません。水素や炭化水素類と同列に並べた中に紛れ込ませるのが引っかけです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)水素は燃料ガス中の主要成分の一つで、GC法で分離・定量できます。対象成分として正しい記述です。
(2)×(誤り)アンモニアは極性・吸着性が強く、JISの燃料ガス分析でGC法の分析成分として挙げられていません。対象に含めた点が誤りです。
(3)○(正しい)プロピレンは炭化水素成分で、GC法で分離・定量できます。対象成分として正しい記述です。
(4)○(正しい)トルエンは芳香族炭化水素で、GC法の対象に含まれます。正しい記述です。
(5)○(正しい)ナフタレンも芳香族成分としてGC法で分析できます。対象成分として正しい記述です。

選択肢(2)のポイント(ここが誤り)

選択肢に並ぶ水素・プロピレン・トルエン・ナフタレンは、いずれも燃料ガスや天然ガスに含まれる成分で、ガスクロマトグラフ法で分離・定量できます。一方のアンモニアは極性が高く配管やカラムに吸着しやすいため、JISの燃料ガス分析方法ではGC法の分析成分として規定されていません。炭化水素や芳香族の中に一つだけ性質の異なる窒素化合物を混ぜ込み、見落としを誘う作りになっています。「炭化水素系か、それ以外か」で仲間外れを探すのが解き方です。

覚え方

  • 燃料ガスのGC法は水素・炭化水素・芳香族を分析する。
  • アンモニアは吸着性が強く、GC法の対象に並べたら仲間外れ。
  • 選択肢に化学種が並んだら「系統が違う一つ」を探す。

理解度チェック

Q.

水素・プロピレン・トルエン・ナフタレン・アンモニアのうち、燃料ガスのGC法で分析しないのはどれ?

アンモニアです。残りはいずれも炭化水素・芳香族・水素でGC法の対象ですが、アンモニアは吸着性が強く対象成分に含まれません。

Q.

ガスクロマトグラフ法はどんな原理で成分を分けている?

試料ガスをカラムに通し、成分ごとの移動速度の違いで分離します。出てくる時間(保持時間)とピーク面積から各成分を定量します。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF

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