令和6年度 大気特論 問7は、JISによる排ガス中の一酸化炭素(CO)の分析方法・分析方式を問う正誤問題です。COの分析方法として誤っているものを選びます。
COは赤外線をよく吸収する分子なので、自動計測の主役は赤外線吸収(方式)です。これに加えて、ガスクロマトグラフ法・検知管法・定電位電解法(方式)がJISのCO分析方法として並びます。分かれ目は紫外線吸収(方式)で、これはNO2やSO2など紫外域に吸収を持つガスに使う方式で、COの分析方法としては挙がりません。「赤外線」と「紫外線」を取り違えると誤答に直結するので、COは赤外線、と結び付けて押さえます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | ガスクロマトグラフ法はCOの分析方法として用いられる正しい方式です。 |
| (2) | ○(正しい) | 検知管法もCOの簡易な分析方法として挙げられる正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 赤外線吸収法(方式)はCOの代表的な分析方式で正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | 定電位電解法(方式)もCOの分析方式として用いられる正しい記述です。 |
| (5) | ×(誤り) | 紫外線吸収法(方式)はCOの分析方法ではなく、ここが誤りです。 |
COは赤外域に強い吸収を持つため、JISの分析方法としては赤外線吸収(方式)が中心に据えられ、ガスクロマトグラフ法・検知管法・定電位電解法も併記されます。一方の紫外線吸収(方式)はCOの分析方法としては規定されておらず、誤りです。紫外線吸収方式は、紫外域に吸収を持つNO2やSO2などの測定に使われる手法で、対象ガスが異なります。「COといえば赤外線」「紫外線はNOx・SO2側」という対応で覚えておくと、この種の引っかけを外しません。
JISによるCOの分析方法として誤っているのはどれですか?
紫外線吸収法(方式)です。COは赤外線をよく吸収するため、赤外線吸収方式などが用いられ、紫外線吸収方式は対象外です。
COの代表的な自動計測の方式は何ですか?
赤外線吸収(方式)です。COが赤外域に強い吸収を持つことを利用します。
この問題に関連する用語解説
出典
※ この記事の確認日:2026年6月