令和7年度 公害防止管理者 水質概論 問7を解説|湖沼・貯水池の特性(気温低下で混合層は厚くなる)
令和7年度 水質概論 問7は、湖沼・貯水池の特性(水温成層など)に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。
この問題のポイント
この問題は、湖沼・貯水池の水温成層(水温躍層・深水層の密度や水温、全層循環)の特性が正しく述べられているかを問う正誤問題です。核心は、気温が低下すると混合層がどうなるか。厚く(深く)なるのであって「薄くなる」のではない、という点です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 水温成層が発達すると、垂直混合が抑えられます。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 水温躍層より下の深水層は、表層(混合層)より水の密度が高いです。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 水温躍層より下の深水層は、表層より水温が低いです。正しい記述です。 |
| (4) | ×(誤り) | 気温の低下に伴って混合層は厚く(深く)なります。「薄くなる」は誤りです。 |
| (5) | ○(正しい) | 寒冷地の湖沼・貯水池では、年2回の全層循環が生じることがあります。正しい記述です。 |
選択肢(4)のポイント(ここが誤り)
夏の成層期から気温が低下すると、表層が冷えて対流が進み、混合層は厚く(深く)なっていきます(やがて全層循環へ)。選択肢(4)は「混合層は薄くなる」としている点が誤りです。
覚え方
- 気温低下(秋)→表層が冷えて対流→混合層は厚くなる→やがて全層循環。
- 深水層は表層より水温が低く・密度が高い(成層の安定)。
理解度チェック
Q.
気温の低下に伴って、湖沼の混合層はどうなる?
厚く(深く)なります。表層が冷えて対流が進むためで、「薄くなる」とするのは誤りです。
Q.
水温躍層より下の深水層は、表層と比べて水温・密度はどうか?
表層より水温が低く、密度が高いです。これが水温成層を安定させます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 水質概論 問題」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年6月