公害防止管理者 独学ノート

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令和7年度 公害防止管理者 汚水処理特論 問23を解説|CODの測定

令和7年度 汚水処理特論 問23は、排水のCOD(過マンガン酸カリウムによる化学的酸素要求量)の測定に関する下線部問題です。文章中で下線を付した語句のうち誤っているものを選びます。

この問題のポイント

CODは、試料中の被酸化物を酸化剤で酸化し、消費された酸化剤の量を酸素の量に換算して表す指標です。日本で広く使われるのは、硫酸酸性のもとで過マンガン酸カリウムを酸化剤に用いる方法(CODMn)です。引っかけの核心は、反応(加熱)の時間と保存条件の数値です。過マンガン酸カリウム法では、沸騰水浴中で一定時間しっかり加熱して反応させる手順が決まっており、その時間の数値を短くすり替えると誤りになります。試料を直ちに試験できないときは低温・暗所で保存します。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

下線部正誤読み解き
(1)○(正しい)試料を硫酸酸性とする、という条件は正しい記述です。
(2)○(正しい)酸化剤として過マンガン酸カリウムを用いる、というのは正しい記述です。
(3)○(正しい)沸騰水浴中で反応させる、という加熱のしかたは正しい記述です。
(4)×(誤り)反応(加熱)時間の数値が誤りです。標準法では沸騰水浴中で30分間反応させます。
(5)○(正しい)直ちに試験できない場合は0〜10℃の暗所で保存し、できるだけ早く試験する、というのは正しい記述です。

選択肢(4)のポイント(ここが誤り)

過マンガン酸カリウムによるCOD(CODMn)では、酸化剤が試料中の被酸化物と十分に反応するよう、沸騰水浴中で30分間加熱するのが標準的な手順です。加熱時間は反応の進み具合を左右する大事な条件で、ここを短い数値にすり替えると、酸化が不十分なまま消費量を測ることになり、CODが本来より低く評価されてしまいます。下線部(4)は、この反応時間の数値が標準と食い違っている点が誤りです。条件のうち「硫酸酸性」「過マンガン酸カリウム」「沸騰水浴」「0〜10℃の暗所保存」はいずれも正しく、数値だけがすり替えられた典型的な引っかけです。

覚え方

  • CODMn=硫酸酸性+過マンガン酸カリウム+沸騰水浴30分
  • 加熱時間を短くすり替える=酸化不足でCODが過小になる引っかけ。
  • すぐ試験できないときは0〜10℃の暗所で保存し、早めに試験。

理解度チェック

Q.

過マンガン酸カリウムによるCODは、沸騰水浴中で何分間反応させるのが標準?

30分間です。十分に酸化させるための条件で、時間を短くすり替えると酸化不足でCODが過小評価されます。

Q.

CODの試料を直ちに試験できないとき、どのように保存する?

0〜10℃の暗所で保存し、できるだけ早く試験します。低温・暗所で被酸化物の変化を抑えるためです。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 汚水処理特論 問題・正解」(公式PDF

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