令和3年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問13を解説|TEF付与異性体数
令和3年度 ダイオキシン類概論 問13は、同族体ごとにTEFが与えられている異性体の数を比べる問題です。示された同族体を、その数が多い順に正しく並べたものを選びます。
この問題のポイント
ダイオキシン類でTEFが与えられるのは、毒性に関わる位置(2,3,7,8位など)が塩素化された異性体だけです。そのため、同族体(塩素数のグループ)ごとにTEFを持つ異性体の数が決まっています。この問題で問われる4つは、PeCBs 5個・HxCDFs 4個・HxCDDs 3個・HpCBs 1個です。これを多い順に並べるとPeCBs>HxCDFs>HxCDDs>HpCBsとなり、この並びになっている選択肢(1)が正解です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | PeCBs(5)>HxCDFs(4)>HxCDDs(3)>HpCBs(1)と、多い順に正しく並んでいます。 |
| (2) | ×(誤り) | 並びが異性体数の多い順になっていません。 |
| (3) | ×(誤り) | 並びが異性体数の多い順になっていません。 |
| (4) | ×(誤り) | 並びが異性体数の多い順になっていません。 |
| (5) | ×(誤り) | 並びが異性体数の多い順になっていません。 |
ここが分かれ目
同族体ごとのTEF付与数は、TEFを持つ全29種類の内訳から数えられます。この問題の4つでは、PeCBs(ペンタクロロビフェニル)が5個で最も多く、次いでHxCDFs(ヘキサクロロジベンゾフラン)が4個、HxCDDs(ヘキサクロロジベンゾ-パラ-ジオキシン)が3個、HpCBs(ヘプタクロロビフェニル)が1個の順です。名前が似た同族体どうしの数を取り違えないことが分かれ目で、コプラナーPCBs側(PeCBsが5、HpCBsが1)とフラン・ジオキシン側(HxCDFsが4、HxCDDsが3)を分けて数えると整理できます。
覚え方
- この4つはPeCBs5>HxCDFs4>HxCDDs3>HpCBs1。
- ヘキサ体はフラン(4)がジオキシン(3)より多い。
- PCB側はペンタ(5)が最多、ヘプタ(1)が最少。
理解度チェック
Q.
HxCDFsとHxCDDsでTEF付与数が多いのは?
HxCDFs(4個)です。HxCDDsは3個です。
Q.
PeCBsのTEF付与数は?
5個で、この4同族体の中で最も多いです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月