令和2年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問19を解説|試料ガス採取装置の構成
令和2年度 ダイオキシン類特論 問19は、JISに定められた試料ガス採取装置の構成に関する穴埋め問題です。ア~エに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
排ガスを採取する装置は、排ガスを装置内へ導く採取管部から始まり、ダイオキシン類を捕える捕集部、ガスを吸い込む吸引ポンプ、通ったガス量を測る流量測定部の順に並びます。分かれ目は捕集部を吸引ポンプより手前に置くことで、これはポンプを通す前に試料を捕集して汚染や損失を避けるためです。流量の測定はいちばん後ろで行います。したがって順序は「採取管部→捕集部→吸引ポンプ→流量測定部」です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各選択肢の正誤
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 採取管部 | 排ガスを装置内へ導く入口です。 |
| イ | 捕集部 | ダイオキシン類をろ紙・吸収液・吸着剤で捕える部分で、ポンプの手前に置きます。 |
| ウ | 吸引ポンプ | ガスを吸い込んで装置内を流します。 |
| エ | 流量測定部 | 通ったガス量を計る部分で、いちばん出口側に置きます。 |
ア=採取管部、イ=捕集部、ウ=吸引ポンプ、エ=流量測定部 となる組合せは選択肢(1)です。
ここが分かれ目
間違いやすいのは捕集部と吸引ポンプの前後関係です。試料は吸引ポンプに入る前に捕集しなければなりません。もし捕集部をポンプの後ろに置くと、ダイオキシン類がポンプ内壁に吸着したり損失したりして、正確な捕集ができなくなります。流量測定部は捕集を終えたガスの量を確認する役目なので出口側に置きます。順序を「採取管部→捕集部→吸引ポンプ→流量測定部」以外にすると誤りになります。
覚え方
- 採取ガスの流れ:採取管→捕集→吸引ポンプ→流量測定。
- 捕集部はポンプの手前(試料をポンプで汚さない・失わない)。
- 流量測定は出口側でガス量を確認。
理解度チェック
Q.
捕集部は吸引ポンプの前と後ろ、どちらに置く?
吸引ポンプの手前です。ポンプを通す前に試料を捕集し、汚染や損失を避けます。
Q.
流量測定部はどの位置に置く?
装置の出口側(いちばん後ろ)で、通ったガス量を計ります。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月