令和4年度 公害防止管理者 大規模水質特論 問1を解説|生態系モデルの構成
令和4年度 大規模水質特論 問1は、閉鎖性内湾の水質汚濁機構を解析する生態系モデルの構成に関する組合せ問題です。生産者・消費者・分解者に対応する生物の組合せとして適切なものを選びます。
この問題のポイント
生態系モデルは、無機的環境・生産者・消費者・分解者からなります。生産者は光合成で無機物から有機物をつくる植物プランクトン、消費者はそれを食べる動物プランクトン、分解者は死がいや有機物を無機物へもどす細菌という順に対応します。分かれ目は、消費者と分解者に入る「動物プランクトン」と「細菌」の並びを取り違えないことです。エネルギーと物質は、生産者→消費者→分解者の向きに流れると押さえれば迷いません。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各選択肢の正誤
| 役割 | 正しい生物 | 読み解き |
|---|---|---|
| 生産者 | 植物プランクトン | 光合成で無機物から有機物をつくり、食物連鎖の出発点になります。 |
| 消費者 | 動物プランクトン | 生産者がつくった有機物を捕食して生きる側です。 |
| 分解者 | 細菌 | 死がいや排せつ物などの有機物を無機物へ分解してもどします。 |
この対応を三つとも満たすのは選択肢(1)だけです。他の選択肢は、生産者に細菌や動物プランクトンを置いたり、消費者と分解者を入れ替えたりしており、いずれも当てはまりません。
ここが分かれ目
まず外せないのが、生産者は植物プランクトンという点です。光合成で有機物を生み出す生物が生産者なので、細菌や動物プランクトンを生産者に置いた選択肢はこの時点で外れます。残る迷いは消費者と分解者で、動物プランクトンを分解者、細菌を消費者と逆に置くと誤りになります。細菌は有機物を無機化してもどす分解者、動物プランクトンは有機物を食べる消費者、とセットで覚えれば取り違えを防げます。
覚え方
- 生態系モデルは生産者→消費者→分解者の順に物質が流れる。
- 生産者=植物プランクトン(光合成)、消費者=動物プランクトン(捕食)、分解者=細菌(無機化)。
- 迷ったら「有機物をつくる/食べる/もどす」で役割を判定。
理解度チェック
生態系モデルで細菌が受け持つ役割は?
分解者です。死がいや有機物を無機物へ分解し、栄養塩として環境へもどす働きをします。
生産者に当たる生物は動物プランクトンか植物プランクトンか?
植物プランクトンです。光合成で無機物から有機物をつくり出すため生産者になります。動物プランクトンはそれを食べる消費者です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 大規模水質特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月